夏の刃物
ああ、時間がびゅんびゅん通り過ぎていく。
初夏ですね。7月です。
どうしても春のうちにやりたくて5月にねじ込んだ「スプリング・キャロル」からもう二ヶ月が経とうとしているなんて、お礼のブログも書かず申し訳なさもあり、「お礼のブログなんて必要があるのか?」という疑惑もあり(そりゃあ書いた方が良いのは良いのだけれど)
ひらたあや企画まるでゆめのようだの第二回公演「スプリング・キャロル」のこと、もう随分前のことのように感じられますが、みなさんご来場本当に有難うございました。
次回やりたいことは少し決まっているので、どんどこ詰めていかねばなりません。
さて、まるゆめが終わり、夏にもなにか仕掛けたいなと思いつつも、カレー屋の「カリフェス vol.1.5」があったり、今年のクリスマスに行われるミュージカルサークルS&Dの本公演の脚本・演出の打ち合わせがあったり、今月は誕生日のイベントを打ったりもするのでなんだかんだ忙しくしています。
それでも仕事がないように感じるのは貧乏だからでしょうか。
お仕事ください!
…なんて言って仕事をもらえるパワーはないので、自分で作っていかにゃーなりません。最近は芸事をやりたいと言っている方々でも、「この人なにをやってるんだろ?」という印象の人(悪い意味で)が多いなと感じるので、アレコレ手を出している自分も同様に、「わたしは演劇屋だぞ」という主張と仕事は欠かさないように頑張りたいですね。
最近は、舞台を観て、役者の友人と感想を話したりすると「すっかり創る側の目線だね」なんてよく言われるようになりました。(って一人につき一回しか言われないけど)
確かに以前は「やるならあの役がやりたい」とかそんなことを思っていた気がしますが、今は役者としての欲が自分でも感じられないなと思います。こういう作品をやりたい、とか、これなら時代をこうした方が面白い、とかそんなことばかりです。このシーンがあると分かり易かったかもしれないなとか。
たまには役者もやりたくなったりするのよ。
結局は、目立ちたがりの出たがりですからね。
だけど自分自身を褒められるのは結構照れ臭いな、というのこともここ最近で気がつきました。「あの役よかったよ」はガッツポーズできてたんですけどね。やっぱり少し違うみたい。
子供の頃からぽっちゃりで、チビで、知ったかぶりの根暗のブスなので、上手にお返事できませんが、褒めてもらえるのはありがたいことです。恥ずかしいけど。
愛される才能、も人によってあったりなかったりするなあ、と思わされますね。皮肉でも卑屈でもなく、本当にあるとおもう。わたし自身には愛される才能はあまり無いので、ものを創っているのかな、と思うこともあります。
創ったものが愛されるよう、発見のある面白いものを創っていきたいなあと、誕生日を目前に考えている初夏なのでした。
もうすぐ28歳で本格的にアラサーというやつです。
たのしみだ。