ひらたあやのゼラチン質で浮遊生活

ひらたあやの雑記。もやんもやんと波のまにまに。

【ざっくりな今後のよてい】
・3月 まるゆめ_ラボ ひおき彩乃生誕
・5月 S&D新歓公演
・夏 ミュージカル?
・秋 まるでゆめのようだ第6回公演
・12月 S&D第5回本公演


セッション(多少ネタバレあります)

映画「セッション」を観てきた。
色んな人の話を聞いていたので最初はフム、前情報は忘れて観なければなんて考えていたけれど、フレッチャーのバンドとのシーンで全てぶっ飛んだ。

なんにせよ身に覚えがありすぎた。

猥雑な話をしていた生徒たちが、音合わせをすませ、フレッチャーが来る時間になるとピッタリと静まり返る。
フレッチャーの指先に全員が集中する、その人の合図で音楽が始まる。

誰かのミス。見逃さないフレッチャー。心臓を直接槍で刺すような言葉と「出て行け」の一言。涙を流しながら荷物を抱えて出て行く生徒。

なにもなかったかのように、しかし先ほどよりも凄まじい緊張感の中演奏が始まる。

こいつがダメだからこいつができるまでやろう、周りには付き合ってもらって申し訳ない。出来ないなら代われ、お前もダメだ、前のやつを呼べ。

懐かしい気持ちになりました。擦り切れてしまいそうなあの緊張感はもう味わえない。もう、誰も味わえないんだ。喜ぶ人もいようが、悲劇なんじゃないかと私は思ってる。

うん。落ち着きましょう。

スクリーンで観るべき音楽映画だと思った映画は初めてで、それだけでも衝撃でした。本当に面白い作品でした。
色んなことが重なりすぎたのか、コンプレックスを刺激されすぎたのか、後半は訳も分からず泣き通し。(泣くような映画ではないと思います)

観てるだけなのに燃え尽きたような気持ちでエンドロールを眺めつつ、なんで泣いたのかを考えていたら最初に書いたようなことが頭を巡りました。
映画の最中はそんなことで泣いてたんじゃない気がするんですがね。

むちゃくちゃ面白かったです。
音楽関係の方はどう思われるかちょっと分かりませんが、別ジャンルの芸事をやってる人はよくも悪くもなにかしら考えてしまう作品ではないかと。

エンディングにはビックリしますが、私は最高にゾクゾクしました。

あぁ、またわけのわからないブログになってしまった…すいません。TOHOシネマズ新宿はとても綺麗でとてもゴジラでした。
次はゼロの未来を観たいかな!